住宅の断熱化の効果って?
ひだかや株式会社も住宅省エネ2024キャンペーンを推していますが |
【入浴時のリスク】
●この時期に多くなるヒートショックでの死亡●
実はリビングや脱衣所の気温が 18℃未満 の住宅では
入浴時の事故につながる「熱め入浴(湯温42℃以上)」が断熱化をした住宅と比べると
1.7倍となっているのです。
図のように、断熱化をしている住宅と比べるとリスクの違いは一目瞭然。
特に脱衣所や浴室は家の中でも気温が低い場所となっているので
死亡のリスクもその分可能性が高くなっています。
それを防ぐためには
窓をペアサッシに変更したり、内窓を設置するだけでも十分な断熱効果があります。
さらに浴槽を高断熱浴槽にすることでより快適な入浴環境になるでしょう。
また、断熱化をすると部屋の空気が外に出るのを防ぐだけだはなく
外からの空気もシャットアウトしてくれるので1年中快適な暮らしをすることができます。
【疾患に関わるリスク】
●気温と免疫力の関係●
実は気温が下がると免疫力も下がるというデータがあります。
体温が下がることで免疫細胞の働きが低下し、免疫に関わる腸の働きも下がってしまうことが
免疫機能を下げる直接的な原因となっているのです。
※体温が1℃下がると免疫力が30%下がると言われているそうです。
実際、床の温度が16.1℃以上の家はそれ以下の家と比較すると
喘息の罹患率が半分になるとのことです。
喘息の原因のひとつとして気温変化があげられます。
断熱化をして室内の気温を均一にし、且つ外気からの気温の変化にも影響を受けない家づくりをすれば
喘息だけでなく様々な疾患から体を守ることが可能になります。
【年間の光熱費の違い】
●年間5万円~の節約が可能に●
コチラの図は昨今のエネルギー価格を考慮して作成された地域別年間光熱費の違いとなっています。
比較対象は現在の省エネ住宅の条件を満たしている札幌市と東京都の住宅と
ZEH水準の条件を満たしている断熱化可住宅です。
札幌市は年間10万7千円の光熱費削減、東京都は年間5万3千円の削減ができています。
10年単位、20年単位で考えるとその差はとても大きなものになってくるでしょう。
また、省エネ水準を満たしていない住宅と比較したらさらに大きな節約効果が可能になります。
ちょうど先日ショールームの見学に来られたお客様は
省エネ住宅水準を満たしていないお家にお住まいで、特に浴室が寒い為リフォームを考えられているとのことでした。
補助金も活用して水回りを一括でリフォームをするそうです。
ちなみに水回り設備の平均的な寿命は約20年と言われております。
もちろん最新の設備の方が性能も上がっているので光熱費だけでなく節水の効果も同時に得られます。
大々的なリフォームは初期投資が必要ですが、長期的には電気代や暖房費の削減につながり結果的には大きな節約効果をもたらします。
快適で長持ち、そしてコストパフォーマンスにも優れたものとは何か?を考えたら家の断熱化は賢い選択になるでしょう。